失敗事例に見られる原因は数多くありますが、主な3点に絞って言うと、
①改革目的が未合意
②コミュニケーションの間違い
③プロジェクトのきめ細かい進捗管理が不足
になると考えています。それでは、成功事例ではどうでしょうか。私の経験では「小さい会社の方がうまくいくケースが多い」と考えています。理由は、
①経営者の鶴の一声で改革目的が社内合意されやすい
②経営者と社員の距離が近くコミュニケーションが円滑で全社一丸となれる
③皆さん仲が良い
ことだと思います(3点目、けっこう大事です)。
プロジェクトは、一つひとつ意思決定の連続です。部門の利害が一致せずに譲れないことも出てきます。そんな中でも、お互いを尊重し合い、改革目的達成のためにどうあるべかを真剣に議論し合い、会社の利益のために行動する、そんな会社が改革プロジェクトをやり切っていると考えています。
最後に、成功と失敗の分かれ目を整理したいと思います。
