DX推進・基幹システム導入前の業務整理・構想策定支援
システムを選ぶ前に、
業務と目的を決める。
DX推進や基幹システムの刷新の成果は、製品を選ぶ前の準備でほぼ決まります。製造業・流通業・サービス業の200社超の業務改革を支援してきた経験をもとに、現状の整理から構想策定、提案依頼書の作成、選定、経営会議への上申まで、お客様の側に立って伴走します。
こんな状況ではありませんか
システムの入れ替えやDX推進で、
こんなお悩みはありませんか。
業種を問わず
- 基幹システムの保守終了が迫り、入れ替えを決めなければならない
- 複数の会社から提案と見積りが届いているが、比べる基準がなく決めきれない
- 現場の要望を集めると、今のやり方をそのままシステムに載せる話になってしまう
- 「何のためのDXか」を、社内や経営会議で説明できる形にまだまとめられていない
- 生産計画を部署ごとのExcelで立てており、受注から出荷までを通して把握している人がいない
- 製品ごとの原価が見えず、見積りや値決めの根拠が担当者の経験に頼っている
- 店舗・拠点ごとにやり方が異なり、売上や在庫の数字がそろうまでに時間がかかる
- 受付・予約、販売、請求の情報が別々の仕組みにあり、同じ内容を何度も入力している
ひとつでも当てはまる場合は、製品を選ぶ前に、業務と目的を整理する段階を設けると、その後の進み方が大きく変わります。
なぜ、導入しても成果が出にくいのか
うまくいかない理由の多くは、
製品よりも「選ぶ前の進め方」にあります。
製品の話が先に来る
提案や実演を見て製品の比較から始まり、「自社は何を変えたいのか」が後回しになります。製品の標準に業務を合わせるのか、改修するのかを決める拠り所がなくなります。
今の業務をそのまま写し取る
各部署の要望を集めると、今のやり方の再現になりがちです。担当者だけが知る例外処理やExcelの手作業まで載せると、改修費用が膨らみ、業務はほとんど変わりません。
経営として決めることが残る
品目・商品の区分、原価や粗利の捉え方、拠点間のルールなど、部署をまたぐ論点は担当者だけでは決めきれません。上申の段階で判断が止まるか、稼働後に同じ議論が繰り返されます。
支援の考え方
製品を選ぶ前に、業務と目的を決めます。
業務と目的を先にそろえる
「何のために入れるのか」「どの業務をどう変えるのか」「経営として何を決めればよいのか」を先にそろえます。そのうえで製品を比べるので、選ぶ基準を自社の言葉で持てます。
機能ごとに「目的」を問い直す
価値工学(VE)の考え方を使い、求める機能の一つひとつについて「何のために必要か」を確かめます。本当に必要な機能を見極めることで改修を抑え、投資を効果の大きいところに集めます。
経営が決められる形にまとめる
社内の検討の場では進行役を務め、部署をまたぐ論点を整理します。最後は、目的・効果・投資額・リスクを一つの資料にまとめ、経営会議で判断していただける形まで支えます。
お客様の側に立つ
特定の製品に縛られず、複数の選択肢を同じ基準で比べていただきます。必要に応じて、信頼できる導入先の候補もご紹介します。
当社が担う範囲
製品を選ぶ前から上申までを担い、
導入後も定着まで伴走します。
システム導入には、製品を選ぶ前の「上流」と、製品を入れる「導入」があります。当社は上流を中心に担い、経営会議で決めていただくところまでを支えます。導入はシステム会社と連携し、その後の定着まで伴走します。
当社が中心となって進める範囲
決定
システム会社が中心に導入/当社は定着まで伴走
上流で目的と論点が決まっていると、システム会社との打ち合わせが「何を作るか」から「どう実現するか」に変わり、導入も進めやすくなります。
先に決めておきたい論点
製品を選ぶ前に、決めておきたい論点
次の論点は、どの製品を選んでも必ず問われます。導入が始まってから決めると、やり直しや改修につながりやすいものばかりです。業種によって中身は異なりますが、「経営として方針を決める」という点は共通です。
| 分野 | 製造業 | 流通業・サービス業 |
|---|---|---|
| 基本となる情報 | 品目コードの付け方、部品表、工程・設備の情報 | 商品・サービスの区分とコード、価格表、顧客の区分 |
| 計画の立て方 | 見込み生産・受注生産・個別受注の使い分け、生産計画の単位と頻度 | 仕入れ・発注の決め方、人員の配置や予約枠の組み方 |
| 在庫・資源の持ち方 | 原材料・仕掛品・製品をどこでどれだけ持つか | 店舗・倉庫・拠点のどこで持つか、移動や返品のルール |
| 収益の捉え方 | 製品ごとの原価の計算方法、見積り・値決めの根拠 | 商品別・顧客別・店舗別の粗利、値引きや販促の扱い |
| 品質・履歴 | ロットの追跡、設計変更の反映、検査の記録 | 賞味期限・ロット、契約やサービスの履歴 |
| 組織・拠点の役割 | 営業・生産管理・工場の受け渡し、工場間の分担 | 本部と店舗・拠点の役割、拠点ごとのやり方の統一 |
| 締めと会計への連携 | 月次の締め方、原価と会計のつなぎ方 | 月次の締め方、拠点別の数字と会計のつなぎ方 |
当社では、これらの論点を一覧にし、「経営が決めること」「現場で決めること」「システム会社と詰めること」に分けて、一つずつ決めていきます。
支援内容と進め方
現状の整理から上申まで、4つの段階で進めます。
お客様の状況に合わせ、必要な段階からのご依頼もお受けします。
現状の見える化
- 経営者・各部署への聞き取り
- 受注・受付から出荷・提供、請求までの流れを描く
- 既存のシステムとExcelの棚卸し
お渡しするもの業務の流れ図、課題の一覧
目的と目指す姿を決める
- 経営課題とのつながりを課題ツリーで整理
- 変える業務と、今のまま活かす業務の線引き
- 先に決めておきたい論点の整理
お渡しするもの構想書(目的・目指す業務の姿・決める論点)
要件と提案依頼書の整理
- VEの考え方で、機能ごとに必要性を確かめる
- 製品の標準に合わせる業務と、自社の強みとして残す業務を分ける
お渡しするもの要件の一覧、提案依頼書
選定と上申
- 提案を比べる基準づくり
- 提案説明への同席、選定会議の進行
- 目的・効果・投資額・リスクをまとめた上申資料づくり
お渡しするもの評価表、上申資料、導入計画
上申の後も、導入から定着まで、仕組みが現場に根付くよう伴走支援でお手伝いします。
成果物の見本(一部)
構想書の目次(例)
- 今回の取り組みの目的と、経営課題とのつながり
- 現状の業務の流れと課題
- 目指す業務の姿(変えること・今のまま活かすこと)
- 経営として決める論点と、その方針
- システムに求めることと、優先順位
- 進め方と体制、おおまかな日程
評価表の比較項目(例)
- 目的への合い方
- 業務への合い方と、改修の量
- 導入と運用の費用
- 導入後の支援体制
- 将来の広げやすさ
検討の状況別のご相談
検討の状況に合わせて、お手伝いします。
ご相談いただく時期によって、お手伝いできることが変わります。早い段階ほど選択肢が広く、後のやり直しも減らせます。
まだ何も決まっていない
何から手を付ければよいか、社内で話がまとまらない
現状の整理から始め、目的と進め方を決めます。
対応する段階STEP1〜4
提案を比較している
見積りや機能の差が分からず、決めきれない
自社の目的に立ち戻り、比べる基準と評価表をつくり、上申まで支えます。
対応する段階STEP2の一部・STEP4
製品は決定済み
改修の要望が増え続け、費用と期間が不安
製品の標準に合わせる業務と残す業務を分け、改修を必要なものに絞ります。
対応する段階STEP3と導入後の定着
支援事例
改革が動き出した会社
事例1(匿名)|福祉用具貸与サービス
- 支援前
- 拠点ごとにやり方が異なり、管理がブラックボックス化していた
- 取り組み
- 「自分たちは何のために存在するか」という大目的を起点に、課題ツリーで分解・整理
生成AIを活用してベテランの仕事のやり方を標準手順書として形式知化 - 支援後
- 4つの軸(営業、業務、経理、人事)で会社の長期戦略の方向性を次世代幹部社員とともに見える化し、改革の道筋を示して実行中
事例2(匿名)|ITソフトウェア企業
- 支援前
- 業務改革が進まず、管理が属人化・形骸化していた
- 取り組み
- 課題ツリーで「本当に解くべきテーマ」を見える化し、優先順位を整理し、改善活動を定着させるための型化を推進
- 支援後
- 常に立ち返る拠り所が得られ、改革が進みだした。ゴールが明らかになり、従業員から能動的に改善提案が出るようになった
担当者紹介
経営・IT・価値工学の3つの視点で、
「何のためのシステムか」を一緒に考えます。
中小企業診断士、ITコーディネータ、VEスペシャリスト。約30年にわたり、製造業を中心に200社超の業務改革を支援してきました。基幹業務システムの再構築では、業務の整理から構想、選定までを数多く手掛けてきました。中小企業基盤整備機構のハンズオン支援アドバイザー(IT/DX)も務めています。
奥山 善久株式会社善経営デザイン 代表取締役
よくあるご質問
よくあるご質問
- 製造業以外でも相談できますか。
- はい。流通業やサービス業のご支援も行っています。業種ごとに決めるべき論点を踏まえて整理します。
- 社内に情報システムの専任者がいなくても進められますか。
- はい。中小・中堅企業では専任者がいないことの方が多くあります。経営者と現場のリーダーで決められるよう、進行役として論点を整理します。
- 導入するシステム会社を紹介してもらえますか。
- 必要に応じて、信頼できる候補をご紹介できます。その場合も、複数の選択肢を同じ基準で比べていただく形で進めます。
- 社内の負担はどのくらいですか。
- 聞き取りと検討の場への参加が中心です。資料の下ごしらえは当社が行い、社内の皆さまには「決めること」に時間を使っていただきます。
お役立ち資料
まず、自社の現在地を
確かめてみませんか。
システムを選ぶ前に、改革を進める土台がどこまで整っているかを確かめると、最初に手を付けることが見えてきます。「改革が止まる会社の自己点検シート」をお使いください。ご希望の方には、点検結果の読み解き(30分・無料・オンライン)も行っています。
すでに具体的な検討を進めている方は、お問い合わせからご連絡ください。